2016年3月6日日曜日

文系でも取れる電気の資格Part1 家電製品アドバイザー


家電製品アドバイザーは家電製品について専門的なアドバイスができることを証明する民間資格である。資格を認定する家電製品協会は大手電機メーカーが賛助する一般財団法人であり、家電製品に関する資格としては最も著名なものである。ヤマダ電機やビックカメラといった家電量販店の社員、電機メーカーの営業部門に所属する社員が取得者の大半を占めるが、電力会社の営業部門に所属する社員で取得している者も多い。家電製品の営業に携わる人はもちろん、家電製品と関わりのある仕事に就く人であれば勉強して損はない資格である。技術系よりも事務系向きである点が電気の資格としては珍しい。

家電製品アドバイザーは生活家電とAV情報家電に分かれており、今回は生活家電の分野で試験を受けてきた。試験内容は家電製品の商品知識と取り扱い、CSと関連法規の二科目である。生活家電の試験範囲はエアコン・床暖房、空気清浄機、除湿器、加湿器、扇風機、換気扇、浴室暖房換気扇、冷蔵庫、電子ジャー炊飯器、電子レンジ、IHクッキングヒーター、キッチン・調理家電、洗濯機・洗濯乾燥機、掃除機、ふとん乾燥機、アイロン、照明器具、エコキュート、温水洗浄便座、火災警報器、太陽光発電システム、スマートハウス、電源、電池、暖房器具、健康・美容家電の26種目から成る。それなりの知識量を試されるが、家電製品の上手な使い方や省エネのポイントなど実生活に役立つ内容を学べる点が嬉しい。

勉強方法は家電製品協会公式の参考書を読み、問題集を解くだけ。参考書は二科目合わせて400ページ程度だが、1ページ当たりの文字数が多いため読破するのに40時間程かかった。問題集は2回分収録されており、二科目合わせて5時間で終わる内容。問題集の内容は本番の試験でも選択肢として出てくることが多いので、参考書のみで終わらせることなく問題集まで解くことが推奨される。単純に計算すると勉強時間は45時間ということになり、一日1時間勉強すれば一か月半で取得可能な内容となっている。年に二回、3月と9月の第一日曜日に試験が実施される。9月に受験する人は7月下旬から勉強を始めれば間に合うだろう。

製品の動作原理や基本構造など理系的要素も多いが、細かい部分まで深堀りしないため文系でも理解できる内容となっている。関連法規は電気用品安全法や家電リサイクル法といった家電製品アドバイザーならではの法律について問われる一方、特定商取引法、個人情報保護法、独占禁止法といった一般的な法律についても問われることが多い。法律に関する知識は理系より文系の方が豊富であるはずなので、やはり文系向きの資格であると言える。

0 件のコメント:

コメントを投稿