2016年3月15日火曜日

ごちうさとけいおんの類似性

ご注文はうさぎですか? (4) (まんがタイムKRコミックス)
Koi
芳文社 (2015-09-26)
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ゆるゆり、きんモザ、のんのん、ごちうさの4作品が近年の日常系作品では四天王という印象であったが、2期を終えて状況に変化が出てきた。1期に比べて売上が停滞する作品が多い中、ごちうさは売上を伸ばし、日常系作品としては稀な1万枚を超える売上を誇っている。まんがタイムきららMAXの看板作品として、原作の人気も勢いは衰えていない。何故ごちうさ人気は根強いのか。キャラクター、イラスト、ストーリー、全てが萌えに特化した「あざとい」作品であるという他に、けいおんとの類似性が要因として挙げられると思う。

ごちうさのメインキャラクターであるココアとチノの関係は、けいおんにおける唯と梓の関係によく似ている。ツンデレな妹と妹を溺愛する姉(自称)という関係である。チノも初めは馴れ馴れしいココアに戸惑っていたが、交流を深める中で次第に信頼を寄せるようになり、今ではチノがココアに依存するまでになっている。ココアと唯は天然、チノと梓はしっかり者という点も共通している。けいおんではメインキャラクター5人の内、梓のみ学年が一つ下である。サブキャラクターである憂、純とは同学年で行動を共にすることが多い。ごちうさもメインキャラクター5人で唯一チノのみが中学生であり、サブキャラクターであるマヤ、メグと中学生組を結成している。

リゼ、千夜、シャロは澪、律、紬とそのまま互換できるわけではないが、共通する要素を持ったキャラクターである。リゼは澪のクールな要素と紬のお嬢様要素を継承している。千夜とシャロの幼馴染という設定、二人の関係は律と澪の関係によく似ている。シャロは澪の怖がりという要素を受け継いでおり、千夜は天然なところが紬と似ている。千夜の声優は律と同じ佐藤聡美である。

また、作品のキーアイテムもごちうさはコーヒー、けいおん!は紅茶と対比になっている。ごちうさは喫茶店ラビットハウス、けいおんは放課後ティータイムの部室を舞台として物語が繰り広げられる作品である。けいおんメンバーはロックの聖地であるイギリスのロンドンに卒業旅行をしたが、ごちうさはフランスのアルザス地方にある木組みの街が舞台になっている。コーヒーと紅茶、フランスとイギリス、ここまで対比が効いていると、ごちうさはけいおんのオマージュなのではないかと疑いたくなる。このような類似性がけいおん世代をごちうさに引き寄せているのではないかと考える。

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